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製薬企業の経営診断

世界トップ10めざす戦略に注目

―日医工、内外での買収・提携が積極化―

2018年8月15日号

 日医工は国際会計基準を17年度決算から任意適用した。長期ビジョンとして掲げているのが、ジェネリックで世界トップ10入りを実現することだが、実現には国内市場で強固な競争力基盤を構築するとともに、海外基盤の強化を急ぐ必要がある。この手段として積極推進しているのが内外での買収・提携戦略だ。この動きから考えて国際会計基準の任意適用は必然の流れだった。 現在、16~18年度の第7次中期経営計画「オベリスク」を推進中だ。この計画では世界へのテイクオフに向けて、シェアアップ、供給力強化、開拓力強化の3点を基本戦略としている。具体的には、シェアアップでは国内ジェネリック市場で15%のシェアを確保し市場での圧倒的存在感を確立すること、供給能力では超品質の製剤185億錠の供給体制を確立すること、開拓力では今後の成長エネルギーとなる製品のバイオシミラー、世界最大の米...  日医工は国際会計基準を17年度決算から任意適用した。長期ビジョンとして掲げているのが、ジェネリックで世界トップ10入りを実現することだが、実現には国内市場で強固な競争力基盤を構築するとともに、海外基盤の強化を急ぐ必要がある。この手段として積極推進しているのが内外での買収・提携戦略だ。この動きから考えて国際会計基準の任意適用は必然の流れだった。 現在、16~18年度の第7次中期経営計画「オベリスク」を推進中だ。この計画では世界へのテイクオフに向けて、シェアアップ、供給力強化、開拓力強化の3点を基本戦略としている。具体的には、シェアアップでは国内ジェネリック市場で15%のシェアを確保し市場での圧倒的存在感を確立すること、供給能力では超品質の製剤185億錠の供給体制を確立すること、開拓力では今後の成長エネルギーとなる製品のバイオシミラー、世界最大の米国市

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