医薬経済オンライン

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神経が擦り減るエーザイ株価の「乱高下」

BAN2401を「お祭り騒ぎ」にしていいのか

2018年8月15日号

 多くの一般投資家は、この「祭り」に身銭を投じて参加すべきか、傍観を決め込むか悩みを深くしている。その祭りとは、エーザイが米バイオジェンと共同開発中の抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「BAN2401」をめぐって引き起こされている、エーザイの株価の乱高下である。 昨年12月、両社が実施した臨床第Ⅱ相試験(201試験)の12ヵ月時点の中間解析で、独立データモニタリング委員会が「成功基準である主要評価項目を満たさなかった」と判断したことが明らかになるや否や、エーザイの株価が7000円台から一気に6000円台を割り込む水準まで売り叩かれたことは記憶に新しい。ところが7月5日、201試験の18ヵ月時点における最終解析で、「最高用量投与群がプラセボ群に比較して統計学的に有意な症状の進行抑制を示した」と発表されると、今度は一転、翌日の株価は一時1128円高...  多くの一般投資家は、この「祭り」に身銭を投じて参加すべきか、傍観を決め込むか悩みを深くしている。その祭りとは、エーザイが米バイオジェンと共同開発中の抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「BAN2401」をめぐって引き起こされている、エーザイの株価の乱高下である。 昨年12月、両社が実施した臨床第Ⅱ相試験(201試験)の12ヵ月時点の中間解析で、独立データモニタリング委員会が「成功基準である主要評価項目を満たさなかった」と判断したことが明らかになるや否や、エーザイの株価が7000円台から一気に6000円台を割り込む水準まで売り叩かれたことは記憶に新しい。ところが7月5日、201試験の18ヵ月時点における最終解析で、「最高用量投与群がプラセボ群に比較して統計学的に有意な症状の進行抑制を示した」と発表されると、今度は一転、翌日の株価は一時1128円高の8

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