医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

欧米大手の上半期決算から見た今年の変化

第137回

2018年8月15日号

 米国ではブランドメーカーが1月1日と7月1日に値上げすることや、パテント切れが近づくとその前の3年ほどは20%以上値上げすることがよく行われている。ファイザーは今年1月に値上げし、7月の値上げも実施したが、トランプ政権からの非難を受けて撤回した。ノバルティスも7月に引き上げる予定だったが、米政府の状況を読んで6月までに中止を決めた。 いくつかの州では「薬価透明法」と呼ばれる州法が施行され始めている。これは連邦政府(国)が自由薬価の値上げを阻止するのは難しいとみられていたため、一部の州政府がメーカーの大幅値上げを明らかにすることにより、そのメーカーが政府や国民から注目されるようになって、大幅な値上げをやりにくくするのが主な目的だ。すでに施行されている州法で影響が出てきているのはカリフォルニア州で、2年間で16%を超える値上げを行う場合、値上...  米国ではブランドメーカーが1月1日と7月1日に値上げすることや、パテント切れが近づくとその前の3年ほどは20%以上値上げすることがよく行われている。ファイザーは今年1月に値上げし、7月の値上げも実施したが、トランプ政権からの非難を受けて撤回した。ノバルティスも7月に引き上げる予定だったが、米政府の状況を読んで6月までに中止を決めた。 いくつかの州では「薬価透明法」と呼ばれる州法が施行され始めている。これは連邦政府(国)が自由薬価の値上げを阻止するのは難しいとみられていたため、一部の州政府がメーカーの大幅値上げを明らかにすることにより、そのメーカーが政府や国民から注目されるようになって、大幅な値上げをやりにくくするのが主な目的だ。すでに施行されている州法で影響が出てきているのはカリフォルニア州で、2年間で16%を超える値上げを行う場合、値上げの

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