医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

間違いだらけのHTA

ISPOR選定・医療経済10大トレンドとは(後編)

第38回

東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学 五十嵐中

2018年9月1日号

 フランスの認知症の話題と、価格へのICER(増分費用効果比)の反映法の解説とで間隔が空いてしまったが、今回は第35回(6月1日号)に引き続いて「ISPOR(国際医療経済・アウトカム研究学会)2018 TOP10 HEOR TRENDS」の後半を紹介したい。 5位は「Aging population」(人口高齢化)。副題に「質を保ちつつ、膨張するコストを制御する」とあるように、高齢化そのものだけでなく、高齢化に伴うコスト増大が問題視されている。WHO(世界保健機関)が10年に出したレポート「国際保健と高齢化」によれば、その時点で世界全体で5.2億人(8%)だった高齢者数は、50年には3倍弱の15億人 (16%)に達する。なお高齢社会白書では、世界の「先頭」を行く日本の高齢者数は10年で2930万人(20.22%)、50年で3840万人(37.7%)と推計されている。 高齢化の問...  フランスの認知症の話題と、価格へのICER(増分費用効果比)の反映法の解説とで間隔が空いてしまったが、今回は第35回(6月1日号)に引き続いて「ISPOR(国際医療経済・アウトカム研究学会)2018 TOP10 HEOR TRENDS」の後半を紹介したい。 5位は「Aging population」(人口高齢化)。副題に「質を保ちつつ、膨張するコストを制御する」とあるように、高齢化そのものだけでなく、高齢化に伴うコスト増大が問題視されている。WHO(世界保健機関)が10年に出したレポート「国際保健と高齢化」によれば、その時点で世界全体で5.2億人(8%)だった高齢者数は、50年には3倍弱の15億人 (16%)に達する。なお高齢社会白書では、世界の「先頭」を行く日本の高齢者数は10年で2930万人(20.22%)、50年で3840万人(37.7%)と推計されている。 高齢化の問題

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence