病院物流を効率化した清水建設 | 医薬経済オンライン

病院物流を効率化した清水建設

立て替え需要で受注競争に突入

2018年9月1日号

　清水建設が病院物流動線計画支援システム「サプライくん」を開発、実用化した。病院内では医療材料や薬剤の払い出し、病院食の上げ膳、下げ膳、リネン類の搬入と回収、検体の移動、廃棄物の搬出など裏方では多様かつ複雑な物流が行われているが、この物流動線をわかりやすく「見える化」し、新築、増改築の際の設計に組み込み、効率的な物流を実現するシステムである。　新築にしろ、増改築にしろ、病院の設計では医療機器の位置や医師、看護師などの医療スタッフの動きやすさ、患者の動線が優先され、裏方である物流動線はなおざりになる。　そんななかで「病院建設では日本一」という清水建設は、誰も目を向けなかった裏方の物流動線に着目。複雑な物流動線をものの見事に見える化し、無駄のない物流効率化を図ってみせた。　むろん、医療業界初のシステム開発で、同社によれば、「院内物流は３割か... 　清水建設が病院物流動線計画支援システム「サプライくん」を開発、実用化した。病院内では医療材料や薬剤の払い出し、病院食の上げ膳、下げ膳、リネン類の搬入と回収、検体の移動、廃棄物の搬出など裏方では多様かつ複雑な物流が行われているが、この物流動線をわかりやすく「見える化」し、新築、増改築の際の設計に組み込み、効率的な物流を実現するシステムである。　新築にしろ、増改築にしろ、病院の設計では医療機器の位置や医師、看護師などの医療スタッフの動きやすさ、患者の動線が優先され、裏方である物流動線はなおざりになる。　そんななかで「病院建設では日本一」という清水建設は、誰も目を向けなかった裏方の物流動線に着目。複雑な物流動線をものの見事に見える化し、無駄のない物流効率化を図ってみせた。　むろん、医療業界初のシステム開発で、同社によれば、「院内物流は３割から６

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