医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

フロントライン

在宅医療は大きな転換点を迎えている

2018年9月1日号

 在宅医療の需要は確かに拡大している。厚生労働省によると14年には在宅医療を受けた推定患者数は15.6万人で、これはデータのある96年以降最多で、05年の6.5万人と比べ倍増した。一方、入院患者数は132万人弱で過去最低という。数字を見る限り、患者の流れは入院から在宅へ変わりつつあるように見える。 また、医療費抑制を目的として、在宅医療への転換が進められている。14年度診療報酬改定では、団塊世代が75歳以上になる25年には病院中心の医療では人手も費用も足りなくなることから、在宅医療の推進を政策的に誘導した。 16年度改定では、退院後の在宅医療を推進するために、「かかりつけ医」の機能を強化。認知症で糖尿病などのほかの疾患がある患者を診察する「かかりつけ医」に「認知症地域包括診療料」を新設した。18年度改定では、「かかりつけ医」の診療報酬や高齢者の自立支援のリ...  在宅医療の需要は確かに拡大している。厚生労働省によると14年には在宅医療を受けた推定患者数は15.6万人で、これはデータのある96年以降最多で、05年の6.5万人と比べ倍増した。一方、入院患者数は132万人弱で過去最低という。数字を見る限り、患者の流れは入院から在宅へ変わりつつあるように見える。 また、医療費抑制を目的として、在宅医療への転換が進められている。14年度診療報酬改定では、団塊世代が75歳以上になる25年には病院中心の医療では人手も費用も足りなくなることから、在宅医療の推進を政策的に誘導した。 16年度改定では、退院後の在宅医療を推進するために、「かかりつけ医」の機能を強化。認知症で糖尿病などのほかの疾患がある患者を診察する「かかりつけ医」に「認知症地域包括診療料」を新設した。18年度改定では、「かかりつけ医」の診療報酬や高齢者の自立支援のリハビ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence