オンザスクリュー
守旧派と改革派がぶつかる農水省
2018年9月1日号
「霞ヶ関のスーパー官僚を5人挙げろと言われたら、真っ先にリストアップされる官僚」といった好意的な評価から「農水官僚の皮をかぶった経産官僚」「各部署の職員の細かい動向まで把握しており、省内ではゲシュタポと恐れられている」「菅義偉官房長官の威光を背景にトップダウンで決着を図るのがやり方」まで、両極端の評価が検索で出てくる。7月末に退任した農林水産省の奥原正明事務次官についての新聞や雑誌の記述だ。 奥原氏は「農業が産業化し、農水省が要らなくなることが理想だ」と公然と語っている。後任には、農水省からの人事交流で16年6月から経済産業省の産業技術環境局長を務めていた末松広行氏を充てた。末松氏は経産省で技術開発政策などを担当。農水省でも他省庁でも、事務次官経験者は官房長経験者が多いが、末松氏は奥原氏と同様に官房長の経験がなく、今回は経産省から復帰して...
「霞ヶ関のスーパー官僚を5人挙げろと言われたら、真っ先にリストアップされる官僚」といった好意的な評価から「農水官僚の皮をかぶった経産官僚」「各部署の職員の細かい動向まで把握しており、省内ではゲシュタポと恐れられている」「菅義偉官房長官の威光を背景にトップダウンで決着を図るのがやり方」まで、両極端の評価が検索で出てくる。7月末に退任した農林水産省の奥原正明事務次官についての新聞や雑誌の記述だ。 奥原氏は「農業が産業化し、農水省が要らなくなることが理想だ」と公然と語っている。後任には、農水省からの人事交流で16年6月から経済産業省の産業技術環境局長を務めていた末松広行氏を充てた。末松氏は経産省で技術開発政策などを担当。農水省でも他省庁でも、事務次官経験者は官房長経験者が多いが、末松氏は奥原氏と同様に官房長の経験がなく、今回は経産省から復帰していき
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