医薬経済オンライン

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OTC薬好調でどうなる「医療用漢方」

日漢協がビジョンを打ち出した背景

2018年9月1日号

「会場には猛暑の中、経済紙、業界紙など6社の記者が集まった」 日本漢方生薬製剤協会(加藤照和会長)のホームページにこう記してある。日漢協が7月20日、大阪市内で記者会見した時の風景である。この日は「漢方の将来ビジョン2040~国民の健康と医療を担う~」を開陳した。5月に政府が発表した「40年を見据えた社会保障の将来見通し」に倣い、国内の高齢者人口のピークの40年を照準としたビジョンだ。 01年に初めて世に出したビジョンから17年ぶり。東京・文京区に事務所がある日漢協がわざわざ大阪市で会見したのは大阪での理事会後すぐに明らかにしたかったからだ。それだけのビジョンを作成したと自負しているのだろう。 もうひとつは、これは加藤会長が会見で再三強調したように、医療用漢方製剤に対する薬価制度上の危機感が背景にある。 18年度薬価制度抜本改革は製薬業界を大きく揺さ... 「会場には猛暑の中、経済紙、業界紙など6社の記者が集まった」 日本漢方生薬製剤協会(加藤照和会長)のホームページにこう記してある。日漢協が7月20日、大阪市内で記者会見した時の風景である。この日は「漢方の将来ビジョン2040~国民の健康と医療を担う~」を開陳した。5月に政府が発表した「40年を見据えた社会保障の将来見通し」に倣い、国内の高齢者人口のピークの40年を照準としたビジョンだ。 01年に初めて世に出したビジョンから17年ぶり。東京・文京区に事務所がある日漢協がわざわざ大阪市で会見したのは大阪での理事会後すぐに明らかにしたかったからだ。それだけのビジョンを作成したと自負しているのだろう。 もうひとつは、これは加藤会長が会見で再三強調したように、医療用漢方製剤に対する薬価制度上の危機感が背景にある。 18年度薬価制度抜本改革は製薬業界を大きく揺さぶ

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