医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

人生100年時代バブルの「軽佻浮薄」

「脱」国民皆保険制度を担う企業

2018年9月1日号

安倍内閣は〝自画自賛〟 厚生労働省に、またぞろという感じで「分割・再編論」が浮上している。大手通信社の報道では、働き方改革などの新たな政策需要に、厚労省が対応しきれていないことが主な理由として挙げられている。もしその伝で行くならば、地銀の生き残りモデルとして、スルガ銀行の積極経営を一貫して持ち上げてきた財務省や金融庁は、分子レベルでの解体・出直しが必要になることだろう。 そもそも30年に及ぶ平成の世を振り返った時、政府・与党と中央官庁とが、阿吽の呼吸でもって上手く連携し、国民の主要課題の解決に成功した例はほとんどない。帰納的に言っても、“失われた30年”という現実が、それを証明している。そうしたなかで今回、政策需要に対応しきれない部分が仮に厚労省側に認められたとしても、主因は、行政能力の至らなさというよりも、「一億総活躍社会」だの、「生産性革... 安倍内閣は〝自画自賛〟 厚生労働省に、またぞろという感じで「分割・再編論」が浮上している。大手通信社の報道では、働き方改革などの新たな政策需要に、厚労省が対応しきれていないことが主な理由として挙げられている。もしその伝で行くならば、地銀の生き残りモデルとして、スルガ銀行の積極経営を一貫して持ち上げてきた財務省や金融庁は、分子レベルでの解体・出直しが必要になることだろう。 そもそも30年に及ぶ平成の世を振り返った時、政府・与党と中央官庁とが、阿吽の呼吸でもって上手く連携し、国民の主要課題の解決に成功した例はほとんどない。帰納的に言っても、“失われた30年”という現実が、それを証明している。そうしたなかで今回、政策需要に対応しきれない部分が仮に厚労省側に認められたとしても、主因は、行政能力の至らなさというよりも、「一億総活躍社会」だの、「生産性革命」

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence