interview
ルーク・ハーマンス・ギリアド・サイエンシズ代表取締役社長
2018年9月15日号
HIVをもうひとつの柱に――日本法人は13年に設立し、5年目を迎えました。ハーマンス 当初はC型肝炎治療薬「ハーボニー」「ソバルディ」を上市してプレゼンスを確立した。これまで15万人以上の患者さんに使用され、多くが治癒した。これは成長の証しであり、この領域で成功を収めることができた。しかし、患者さんの数は減り、競合も出てきている。HCVビジネスとしては下降気味だ。――薬価引き下げの影響は。ハーマンス 私の見解だが、日本の薬価制度はまだイノベーションに対して、きちんと報酬を出すことが可能なシステム。今後も継続してほしいと思っている。現在HTA(費用対効果評価)が議論されているので注目しているが、HTAがあったとしても、イノベーションにはきちんと報いることができるシステムであってほしい。それが正しい方向だと考えている。――HIV事業部を新設し、これまで日...
HIVをもうひとつの柱に――日本法人は13年に設立し、5年目を迎えました。ハーマンス 当初はC型肝炎治療薬「ハーボニー」「ソバルディ」を上市してプレゼンスを確立した。これまで15万人以上の患者さんに使用され、多くが治癒した。これは成長の証しであり、この領域で成功を収めることができた。しかし、患者さんの数は減り、競合も出てきている。HCVビジネスとしては下降気味だ。――薬価引き下げの影響は。ハーマンス 私の見解だが、日本の薬価制度はまだイノベーションに対して、きちんと報酬を出すことが可能なシステム。今後も継続してほしいと思っている。現在HTA(費用対効果評価)が議論されているので注目しているが、HTAがあったとしても、イノベーションにはきちんと報いることができるシステムであってほしい。それが正しい方向だと考えている。――HIV事業部を新設し、これまで日本
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