Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング
米国で医師になるということ
第61回 卒業後は苦労の連続
ジョージメイソン大学大学院(バージニア州) パブリックヘルス専攻 堀 玲子
2018年9月15日号
最近、「突然の驚きの贈り物」と報道されたニューヨーク大学医学部の授業料免除には本当に驚いた。新入生と在校生含めて約450人分の授業料が卒業生や大口の寄付によりしばらくの期間、賄えるという。医学部の授業料は1年間で5万5000ドル。ニューヨークの生活費2万7000ドルは個人での負担になるが、それでも物価が高いニューヨークでの医学部生活を支えてくれるこの配慮は何にも代えがたい。日本で大学の女性差別、裏口入学などの問題がマスコミで騒がれていた時期と重なっていたため、本当にさわやかなニュースになった。 米国の大学の授業料の高さは想像以上である。公立大学でもその州以外からの学生や留学生は地元の学生の2〜3倍の授業料を支払わなければならない。ちなみに4年生の大学に日本から行く場合はどの学部に行ったとしても、医学部と同じくらいの学費がかかる。卒業す...
最近、「突然の驚きの贈り物」と報道されたニューヨーク大学医学部の授業料免除には本当に驚いた。新入生と在校生含めて約450人分の授業料が卒業生や大口の寄付によりしばらくの期間、賄えるという。医学部の授業料は1年間で5万5000ドル。ニューヨークの生活費2万7000ドルは個人での負担になるが、それでも物価が高いニューヨークでの医学部生活を支えてくれるこの配慮は何にも代えがたい。日本で大学の女性差別、裏口入学などの問題がマスコミで騒がれていた時期と重なっていたため、本当にさわやかなニュースになった。 米国の大学の授業料の高さは想像以上である。公立大学でもその州以外からの学生や留学生は地元の学生の2〜3倍の授業料を支払わなければならない。ちなみに4年生の大学に日本から行く場合はどの学部に行ったとしても、医学部と同じくらいの学費がかかる。卒業するま
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