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Pharmacoeconomics━療法の価値━

経済的評価に連動しない薬価-汎用心血管用薬30の場合

薬価決定における増分費用対効果比の役割(❶②③)

2018年9月15日号

▽VBP=価値に基づいた支払い(購入)は流行りの医療政策用語で、多様な意図で使われている▽汎用心血管用薬の費用対効果比は広くばらつき、価格設定に影響する様子はなかった▽「マネーに見合う価値の閾値の明確化」が製薬会社に明快なVBP対応を促すという研究報告だ【出典】 Jonathan D.Campbell, et al., Prices for common cardiovascular drugs in the US are not consistently aligned with value, Health Affairs 2018年8月 医療の価格は治療が実現する価値に見合うべきである。ほかの先進国と異なり、あからさまに経済的評価を給付の適用、支払いの指標に用いることを嫌ってきた米国だが、基本的な認識に異議はない。というより、価値に基づいた価格・購入・支払いは医療政策の流行語である。 そうだとしたら、薬価設定において、暗黙的に価値と価格が連動する状況、連動へと促す力が潜在的にで... ▽VBP=価値に基づいた支払い(購入)は流行りの医療政策用語で、多様な意図で使われている▽汎用心血管用薬の費用対効果比は広くばらつき、価格設定に影響する様子はなかった▽「マネーに見合う価値の閾値の明確化」が製薬会社に明快なVBP対応を促すという研究報告だ【出典】 Jonathan D.Campbell, et al., Prices for common cardiovascular drugs in the US are not consistently aligned with value, Health Affairs 2018年8月 医療の価格は治療が実現する価値に見合うべきである。ほかの先進国と異なり、あからさまに経済的評価を給付の適用、支払いの指標に用いることを嫌ってきた米国だが、基本的な認識に異議はない。というより、価値に基づいた価格・購入・支払いは医療政策の流行語である。 そうだとしたら、薬価設定において、暗黙的に価値と価格が連動する状況、連動へと促す力が潜在的にでも働

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