話題の焦点
「女性アスリートの悩み」
2018年10月1日号
「生理が来なくなって一人前」。女性アスリートの世界では、こんな誤った幻想が堂々とまかり通っている。 最近、スポーツ界では日本人女性の大活躍が大変目立つ。だがその陰では無月経などさまざまな健康問題で悩む選手が大勢いる。 女性アスリート特有の健康問題としては、次の3主徴が有名。ひとつは無月経(3ヵ月以上続く場合)、2つ目は利用可能なエネルギー不足、そして3つ目が骨粗しょう症である。 そうした悩める乙女たちのために、昨年来大病院が「女性アスリート外来」を開設した。実はこの前にも順天堂大学病院を手始めに全国にはいくつもあって精力的に活動している。 トップレベルの選手たちは、比較的健康への配慮ができているが、問題は中学、高校の部活動で励む10歳代の選手たちで、医療機関に行きそびれ手遅れになるケースが多いという。 才能溢れる選手が、夢叶わず挫折してし...
「生理が来なくなって一人前」。女性アスリートの世界では、こんな誤った幻想が堂々とまかり通っている。 最近、スポーツ界では日本人女性の大活躍が大変目立つ。だがその陰では無月経などさまざまな健康問題で悩む選手が大勢いる。 女性アスリート特有の健康問題としては、次の3主徴が有名。ひとつは無月経(3ヵ月以上続く場合)、2つ目は利用可能なエネルギー不足、そして3つ目が骨粗しょう症である。 そうした悩める乙女たちのために、昨年来大病院が「女性アスリート外来」を開設した。実はこの前にも順天堂大学病院を手始めに全国にはいくつもあって精力的に活動している。 トップレベルの選手たちは、比較的健康への配慮ができているが、問題は中学、高校の部活動で励む10歳代の選手たちで、医療機関に行きそびれ手遅れになるケースが多いという。 才能溢れる選手が、夢叶わず挫折してしまう
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