補助金が消えた日本専門医機構
これで国民や医師の人生を預かれるのか
ロハス・メディカル編集発行人 川口恭
2018年10月1日号
「専門医」の認定を行う一般社団法人日本専門医機構(寺本民夫理事長)で内部文書の大量流出が起きており、その転がり方次第では医療業界内で離反が相次いで存続の危機に瀕するであろうことを9月15日号で掲載した。 当面、死命を決する鍵となりそうなのが、厚生労働省が専門医機構を庇護し続けるか否かだ。厚労省の中に専門医機構に対する憤りがあるのは間違いない。とはいえ、「専門医認定支援事業」から、専門医データベース作成などの費用として4年間で2億8000万円以上の補助金を支給(表①列)してきており、データベース完成前に中途半端に補助金打ち切りに至るのも避けたいだろう。つまり、腹は立つにせよ、専門医機構を庇護し続けられるなら、それに越したことはないと思われる。 ただし、厚労省の担当者がどう考えようが、専門医機構のほうで補助金を受け取れる対象としての適格性を欠い...
「専門医」の認定を行う一般社団法人日本専門医機構(寺本民夫理事長)で内部文書の大量流出が起きており、その転がり方次第では医療業界内で離反が相次いで存続の危機に瀕するであろうことを9月15日号で掲載した。 当面、死命を決する鍵となりそうなのが、厚生労働省が専門医機構を庇護し続けるか否かだ。厚労省の中に専門医機構に対する憤りがあるのは間違いない。とはいえ、「専門医認定支援事業」から、専門医データベース作成などの費用として4年間で2億8000万円以上の補助金を支給(表①列)してきており、データベース完成前に中途半端に補助金打ち切りに至るのも避けたいだろう。つまり、腹は立つにせよ、専門医機構を庇護し続けられるなら、それに越したことはないと思われる。 ただし、厚労省の担当者がどう考えようが、専門医機構のほうで補助金を受け取れる対象としての適格性を欠いて
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