医薬経済オンライン

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Patient Relations

キャッスルマン病患者会

2018年10月1日号

皆つらいのは一緒福島かおり代表「日本には難病が3000ぐらいあると聞きました。皆がその小さな枠をめざすなかで、我れ先に行けない、と思いました」 キャッスルマン病患者会代表の福島かおりさんは当時をこう振り返る。同疾患は、腫大したリンパ節から「インターロイキン6」(IL6)が過剰産生されることで、発熱や貧血のほか、さまざまな炎症を引き起こす。原因はいまだ特定されておらず、国内患者数は約1500人の希少疾患だ。 年を経るごとに症状が悪化するため、ほとんどの患者が日常生活に支障を来すまでになるという。自身も患者である福島さんは、幾多の挫折を味わいながらも、患者会設立に奔走。会の活動が実を結び、4月に同疾患の一部が厚生労働省より「指定難病」に加えられた。 それでも胸の奥にひっかかるのは、重篤な症状に苦しむほかの難病患者の存在だ。葛藤に苛まれつつも... 皆つらいのは一緒福島かおり代表「日本には難病が3000ぐらいあると聞きました。皆がその小さな枠をめざすなかで、我れ先に行けない、と思いました」 キャッスルマン病患者会代表の福島かおりさんは当時をこう振り返る。同疾患は、腫大したリンパ節から「インターロイキン6」(IL6)が過剰産生されることで、発熱や貧血のほか、さまざまな炎症を引き起こす。原因はいまだ特定されておらず、国内患者数は約1500人の希少疾患だ。 年を経るごとに症状が悪化するため、ほとんどの患者が日常生活に支障を来すまでになるという。自身も患者である福島さんは、幾多の挫折を味わいながらも、患者会設立に奔走。会の活動が実を結び、4月に同疾患の一部が厚生労働省より「指定難病」に加えられた。 それでも胸の奥にひっかかるのは、重篤な症状に苦しむほかの難病患者の存在だ。葛藤に苛まれつつも、一

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