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MR活動実態調査Report

激戦「糖尿病薬」DTLの状況は

第143回 新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析

株式会社A・M・C代表取締役社長 薬剤師 三上彰貴子

2018年10月1日号

 ここ数年、糖尿病薬領域は新作用機序の製品が続々と登場し、さらに合剤が上市され、各社激戦になっている。筆者の周囲の医師から、専門医ならまだしも、一般内科医ではどのような使い分けをするのか迷ってしまうとの声を耳にする。筆者の現場からの実感だが、この領域はほかと比べてMRによるディテール(DTL)が処方に影響しやすいように思う。もちろん効果などの薬のエビデンスはベースにあるが、MRの訪問頻度や熱心さ、そこから派生する勉強会の印象などで選択しているという医師の声が多いように感じる。 そのような筆者の興味の背景もあり、今回は直近1年の糖尿病薬領域の動向を作用機序とチャネル別に分析したので紹介する。 まず、用いたデータは17年7月から18年6月までの1年間で、四半期ごとの3ヵ月間でまとめており、診療所(GP=100床未満)と病院(HP=100床以上)...  ここ数年、糖尿病薬領域は新作用機序の製品が続々と登場し、さらに合剤が上市され、各社激戦になっている。筆者の周囲の医師から、専門医ならまだしも、一般内科医ではどのような使い分けをするのか迷ってしまうとの声を耳にする。筆者の現場からの実感だが、この領域はほかと比べてMRによるディテール(DTL)が処方に影響しやすいように思う。もちろん効果などの薬のエビデンスはベースにあるが、MRの訪問頻度や熱心さ、そこから派生する勉強会の印象などで選択しているという医師の声が多いように感じる。 そのような筆者の興味の背景もあり、今回は直近1年の糖尿病薬領域の動向を作用機序とチャネル別に分析したので紹介する。 まず、用いたデータは17年7月から18年6月までの1年間で、四半期ごとの3ヵ月間でまとめており、診療所(GP=100床未満)と病院(HP=100床以上)の合

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