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女性の「出番」がきたのか厚労省

2018年10月1日号

 9月1日付の厚生労働省の幹部名簿を見ると多くの女性官僚が重要なポストに就いている。筆者は長年、製薬企業の厚生省(後に厚労省)担当として、毎年の幹部職員の人事異動に関心があった。旧厚生省の人事では保険局を主流とし、保険局長経験者が次期事務次官になるのが順当と思っていた。 だが、労働省と合併して厚労省になった時点で、旧労働省との襷がけ人事がいくつかのポストで行われ、厚労審議官から事務次官に就くケースが原則となった。また、医系技官の保険局長が誕生、技官の次官級ポストとされる医務技監の新設など、変化が続いている。 さて、幹部名簿を見て筆者が注目したのは、女性の登用状況で、定塚由美子氏は初の女性官房長、森光敬子氏は初の女性医療課長となった。総括審議官(国際担当)の池田千絵子氏、審議官(医療介護連携担当)の山本麻理氏も女性初だと思う。今回の異動で...  9月1日付の厚生労働省の幹部名簿を見ると多くの女性官僚が重要なポストに就いている。筆者は長年、製薬企業の厚生省(後に厚労省)担当として、毎年の幹部職員の人事異動に関心があった。旧厚生省の人事では保険局を主流とし、保険局長経験者が次期事務次官になるのが順当と思っていた。 だが、労働省と合併して厚労省になった時点で、旧労働省との襷がけ人事がいくつかのポストで行われ、厚労審議官から事務次官に就くケースが原則となった。また、医系技官の保険局長が誕生、技官の次官級ポストとされる医務技監の新設など、変化が続いている。 さて、幹部名簿を見て筆者が注目したのは、女性の登用状況で、定塚由美子氏は初の女性官房長、森光敬子氏は初の女性医療課長となった。総括審議官(国際担当)の池田千絵子氏、審議官(医療介護連携担当)の山本麻理氏も女性初だと思う。今回の異動ではな

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