緩やかな「M&A戦略」の原点
小売業の「巨人」、イオンは何をめざすのか(上)
2018年10月15日号
千葉・幕張にあるイオン本社 イオンはすでに売上高8兆円を超す押しも押されもしない小売業トップである。かつてスーパー業界トップに君臨したダイエーと決定的に違っていたのは、ダイエーが同業ばかりでなく異業種を含めてなりふり構わずM&Aを展開し売上高を拡大して苦境に陥ったのに対し、イオンは「小売り」という軸がブレることなくM&Aを繰り返し、規模を拡大してきたことにある。 「5年後、10年後にイオンのグループがどうなっているのか?そんなのはわからないなぁ。イオンは顧客のニーズを追いかけていくだけですから」 イオンの岡田元也社長はかつてグループの将来について、こう話したことがある。グループには総合スーパー(GMS)、食品スーパー(SM)、ドラッグストアグループなどがあるが、イオンがめざす流通業とその手段としてのM&A戦略とは、果たして何だろうか。 ...
千葉・幕張にあるイオン本社 イオンはすでに売上高8兆円を超す押しも押されもしない小売業トップである。かつてスーパー業界トップに君臨したダイエーと決定的に違っていたのは、ダイエーが同業ばかりでなく異業種を含めてなりふり構わずM&Aを展開し売上高を拡大して苦境に陥ったのに対し、イオンは「小売り」という軸がブレることなくM&Aを繰り返し、規模を拡大してきたことにある。 「5年後、10年後にイオンのグループがどうなっているのか?そんなのはわからないなぁ。イオンは顧客のニーズを追いかけていくだけですから」 イオンの岡田元也社長はかつてグループの将来について、こう話したことがある。グループには総合スーパー(GMS)、食品スーパー(SM)、ドラッグストアグループなどがあるが、イオンがめざす流通業とその手段としてのM&A戦略とは、果たして何だろうか。 「西
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録