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審査建言

AIやICTは医療現場に受け入れられるか

医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長 土井脩

2018年10月15日号

 厚生労働省が18年春に、「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を出したことにより、医療分野へのAIやICTなどの導入が一気に進みそうだ。 医療分野以外では、瀬踏み的なものも含めて多方面にわたっており、今や、自動車の自動運転すら現実的なものになりつつある。線路の上だけを走る電車の自動運転は、乗客が知らないうちに、いつの間にか日常的なものになった。はるか先と考えられていた自動車の自動運転も、道路に導線を埋め込めば可能かと思われていたものが、ナビを利用してどこでも可能になりそうであり、残るは、国民の安全への懸念だけかもしれない。 とくに過疎地での公共交通手段としてであれば、大義名分もあり、住民からは歓迎されそうだ。たとえ死亡事故があったとしても、人間が運転するよりは、恐らくはるかに安全で、この流れは止まることはないだろう。 医療の分野は、...  厚生労働省が18年春に、「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を出したことにより、医療分野へのAIやICTなどの導入が一気に進みそうだ。 医療分野以外では、瀬踏み的なものも含めて多方面にわたっており、今や、自動車の自動運転すら現実的なものになりつつある。線路の上だけを走る電車の自動運転は、乗客が知らないうちに、いつの間にか日常的なものになった。はるか先と考えられていた自動車の自動運転も、道路に導線を埋め込めば可能かと思われていたものが、ナビを利用してどこでも可能になりそうであり、残るは、国民の安全への懸念だけかもしれない。 とくに過疎地での公共交通手段としてであれば、大義名分もあり、住民からは歓迎されそうだ。たとえ死亡事故があったとしても、人間が運転するよりは、恐らくはるかに安全で、この流れは止まることはないだろう。 医療の分野は、医師

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