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「上手に医療にかかる」とどうなるか

2018年10月15日号

 10月5日、厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」が初会合を開いた。安心して医療を受けるには、医師の働き方改革や地域の医師確保対策といった医療提供側の取り組みだけでなく、医療のかかり方に対する患者やその家族の理解が欠かせない。そこで懇談会での検討を通じて、医療のかかり方に対するホームページの特設、わかりやすいリーフレットの作成などを提言するという。 つまり、懇談会の目的は、患者はどうやって医療機関を選ぶかわからないから、その道標をつくるため、極力わかりやすい表現での提言を仕上げること。だが、日本の医療提供体制を変えるかもしれないインパクトを内包する。厚労省は初会合で患者と医師の双方の調査結果を示した。 患者調査では救急対応が不要という印象をつけている。表1では横浜市救急相談センターのデータより、「6時間以内の受診」「翌...  10月5日、厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」が初会合を開いた。安心して医療を受けるには、医師の働き方改革や地域の医師確保対策といった医療提供側の取り組みだけでなく、医療のかかり方に対する患者やその家族の理解が欠かせない。そこで懇談会での検討を通じて、医療のかかり方に対するホームページの特設、わかりやすいリーフレットの作成などを提言するという。 つまり、懇談会の目的は、患者はどうやって医療機関を選ぶかわからないから、その道標をつくるため、極力わかりやすい表現での提言を仕上げること。だが、日本の医療提供体制を変えるかもしれないインパクトを内包する。厚労省は初会合で患者と医師の双方の調査結果を示した。 患者調査では救急対応が不要という印象をつけている。表1では横浜市救急相談センターのデータより、「6時間以内の受診」「翌日日

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