武田に「見切り」つけた国内大手
製薬産業で労組が分裂騒動
2018年11月1日号
面子を潰される。武田薬品労働組合の篠原正人執行中央委員長にとっては、まさにそう呼べる出来事が9月末に起こった。武田といえば、日本の製薬企業のリーディングカンパニーだが、それは労組でも同じ。約172万人を擁する「UAゼンセン」が12年11月に結成して以降、医薬・化粧品部会長は武田薬品の労組トップである篠原氏が務める。同部会には武田をはじめ、第一三共、アステラス製薬、エーザイなど国内大手製薬を中心に、医薬品業界で最大となる労組57組織、約6万7000人が加入。篠原氏は医薬品業界を労働者の立場から束ねる。 しかし、9月末、突如として第一三共やアステラス、エーザイ、塩野義製薬、大日本住友製薬、さらには中外製薬やツムラの労組までもUAゼンセンを脱退。ジャパンワクチン、MeijiSeikaファルマ、三和化学研究所、阪大微生物病研究会(UAゼンセン未加盟...
面子を潰される。武田薬品労働組合の篠原正人執行中央委員長にとっては、まさにそう呼べる出来事が9月末に起こった。武田といえば、日本の製薬企業のリーディングカンパニーだが、それは労組でも同じ。約172万人を擁する「UAゼンセン」が12年11月に結成して以降、医薬・化粧品部会長は武田薬品の労組トップである篠原氏が務める。同部会には武田をはじめ、第一三共、アステラス製薬、エーザイなど国内大手製薬を中心に、医薬品業界で最大となる労組57組織、約6万7000人が加入。篠原氏は医薬品業界を労働者の立場から束ねる。 しかし、9月末、突如として第一三共やアステラス、エーザイ、塩野義製薬、大日本住友製薬、さらには中外製薬やツムラの労組までもUAゼンセンを脱退。ジャパンワクチン、MeijiSeikaファルマ、三和化学研究所、阪大微生物病研究会(UAゼンセン未加盟)な
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