医薬経済オンライン

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「胃がん撲滅」へ走り出した横須賀市

議会と医師会との「連携」が導いた条例

ロハス・メディカル編集発行人 川口恭

2018年11月1日号

 自民党の厚生労働部会長に就くこととなった小泉進次郎衆院議員の選挙区が、戦前は海軍、戦後は米軍基地の街として栄えてきた神奈川県横須賀市を中心としていることは、よく知られている。その横須賀市で、議会が10月9日、議員提案の「横須賀市がん克服条例」を可決成立させた。「ピロリ菌除菌等のがん克服実施事業について研究及び実施を行う」と条文に書き込んである点がユニークで、市長も来年4月から新規事業で応える方針だ。これによって、胃がん撲滅自治体のトップランナーとして名乗りを上げることになった。会見する横須賀市議団 胃がんは、今年の罹患者数予測で大腸がんに抜かれるまで、長く日本人に最も多いがんだった。2位に落ちたとは言え、いまだ年間13万人弱が新たに罹患する。ただ、その主な原因と対処法がわかったため、今後は劇的に減らせるのでないかと期待されている。 その主...  自民党の厚生労働部会長に就くこととなった小泉進次郎衆院議員の選挙区が、戦前は海軍、戦後は米軍基地の街として栄えてきた神奈川県横須賀市を中心としていることは、よく知られている。その横須賀市で、議会が10月9日、議員提案の「横須賀市がん克服条例」を可決成立させた。「ピロリ菌除菌等のがん克服実施事業について研究及び実施を行う」と条文に書き込んである点がユニークで、市長も来年4月から新規事業で応える方針だ。これによって、胃がん撲滅自治体のトップランナーとして名乗りを上げることになった。会見する横須賀市議団 胃がんは、今年の罹患者数予測で大腸がんに抜かれるまで、長く日本人に最も多いがんだった。2位に落ちたとは言え、いまだ年間13万人弱が新たに罹患する。ただ、その主な原因と対処法がわかったため、今後は劇的に減らせるのでないかと期待されている。 その主な原

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