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製薬企業の経営診断

海外生産と新薬開発に注力へ

―ケミファ、後発品依存の限界に対応―

2018年11月1日号

 日本ケミファの17年度売上高は353.3億円で▲1.0%だった。初めて350億円台に乗せたのは14年度で351.1億円、以後、15年度は356億円、16年度の356.9億円がピークだった。18年度も355億円と0.5%増の予想で足踏みが続く。これまでの売上高の経緯を見ても、04年度に200億円台に乗せてから、200億円台が07年度まで4年間続く足踏みの時期があった。08年度から14年度までは拡大基調が続き、15年度からは再び足踏みの時期に入っている。これは後発品事業の動きと一致する。 売上高は医療用医薬品が97%を占める。医療用医薬品は後発品と主力品と称している先発品で構成している。17年度売上高は後発品が301.1億円、主力品は20.4億円。後発品が93.7%を占め、主力品は6.3%に過ぎない。現在の実態は紛れもなく後発品企業だ。後発品事業に本格参入したのは00年、出発点は...  日本ケミファの17年度売上高は353.3億円で▲1.0%だった。初めて350億円台に乗せたのは14年度で351.1億円、以後、15年度は356億円、16年度の356.9億円がピークだった。18年度も355億円と0.5%増の予想で足踏みが続く。これまでの売上高の経緯を見ても、04年度に200億円台に乗せてから、200億円台が07年度まで4年間続く足踏みの時期があった。08年度から14年度までは拡大基調が続き、15年度からは再び足踏みの時期に入っている。これは後発品事業の動きと一致する。 売上高は医療用医薬品が97%を占める。医療用医薬品は後発品と主力品と称している先発品で構成している。17年度売上高は後発品が301.1億円、主力品は20.4億円。後発品が93.7%を占め、主力品は6.3%に過ぎない。現在の実態は紛れもなく後発品企業だ。後発品事業に本格参入したのは00年、出発点は新

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