専門医機構から来た「抗議」
なぜ早く答えられなかったのか
ロハス・メディカル編集発行人 川口恭
2018年11月1日号
10月1日号の「補助金が消えた日本専門医機構」の記事に対して、専門医機構の代理人を名乗る弁護士3人連名で10月16日付の「通知書」が、医薬経済社に届いた。記事の訂正を求める抗議文だ。 その主張を要約すると、記事で、金額がズレていると指摘した「補助金の支給実績」と「決算書の受取補助金」は、そもそも異なるものを指しており、前者は支払いの上限額を示す「交付決定額」、後者が実際に支払った額を示す「交付確定額」であって、それぞれの金額は合っているし、補助金は消えていない、当然横領着服もない、というものだ。 私としては、厚生労働省医療経理室の担当者に「支給実績を教えてほしい」と言って伝えられた数字が、まさか「上限額」とは夢にも思っていなかった。医療経理室に電話して再確認したところ、通知書の主張どおりだった。「支給実績」を尋ねたのに、なぜ「交付決定額」を...
10月1日号の「補助金が消えた日本専門医機構」の記事に対して、専門医機構の代理人を名乗る弁護士3人連名で10月16日付の「通知書」が、医薬経済社に届いた。記事の訂正を求める抗議文だ。 その主張を要約すると、記事で、金額がズレていると指摘した「補助金の支給実績」と「決算書の受取補助金」は、そもそも異なるものを指しており、前者は支払いの上限額を示す「交付決定額」、後者が実際に支払った額を示す「交付確定額」であって、それぞれの金額は合っているし、補助金は消えていない、当然横領着服もない、というものだ。 私としては、厚生労働省医療経理室の担当者に「支給実績を教えてほしい」と言って伝えられた数字が、まさか「上限額」とは夢にも思っていなかった。医療経理室に電話して再確認したところ、通知書の主張どおりだった。「支給実績」を尋ねたのに、なぜ「交付決定額」を教え
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