医薬経済オンライン

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限界近付くドラッグストア「放任主義」

小売業の「巨人」、イオンは何をめざすのか(下)

2018年11月1日号

 イオンが資本業務提携でグループ化したドラッグストアの売上高は単純合算で約1兆6000億円超に上る。これにイオンリテールや食品スーパーなど店内に入る医薬品、化粧品、日用品などを取り扱う独自のドラッグ部門の売上高を積み上げると2兆円は優に超えているとみられる。売上高8兆円超の巨人、イオンの太い柱である。ところが、イオンに対して、「ドラッグストアのポテンシャルを十分に引き出せていない」(大手小売業幹部)と指摘する声が少なくない。イオンは巨大化したドラッグストアを今後、どう展開していくのか。流通業界にとっても関心事だ。 イオンのドラッグストア事業は、現名誉会長の岡田卓也氏が積極的に進めてきた。卓也名誉会長はモータリゼーションの進行を睨んで60年代に「キツネやタヌキが出るところにショッピングセンターを出店せよ」と大号令をかけ、大規模なショッピング...  イオンが資本業務提携でグループ化したドラッグストアの売上高は単純合算で約1兆6000億円超に上る。これにイオンリテールや食品スーパーなど店内に入る医薬品、化粧品、日用品などを取り扱う独自のドラッグ部門の売上高を積み上げると2兆円は優に超えているとみられる。売上高8兆円超の巨人、イオンの太い柱である。ところが、イオンに対して、「ドラッグストアのポテンシャルを十分に引き出せていない」(大手小売業幹部)と指摘する声が少なくない。イオンは巨大化したドラッグストアを今後、どう展開していくのか。流通業界にとっても関心事だ。 イオンのドラッグストア事業は、現名誉会長の岡田卓也氏が積極的に進めてきた。卓也名誉会長はモータリゼーションの進行を睨んで60年代に「キツネやタヌキが出るところにショッピングセンターを出店せよ」と大号令をかけ、大規模なショッピングモー

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