医薬経済オンライン

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進次郎氏はなぜ厚労部会長を望んだのか

「大人路線」への脱皮は諸刃の剣

2018年11月1日号

 自民党のプリンス、小泉進次郎衆院議員が自ら手を挙げ、党厚生労働部会長に就任した。入閣も取り沙汰されながら、敢えて地味なポストを選んだ理由を、周辺は「大人の対応を心得るようになった」と言う。歯に衣着せぬ発言で注目を浴びてきた小泉氏も、はや当選4回。頂点をめざし、そろりギアを切り替えたのか。ただ、「変節」にも映る言動は、輝きを失う危険と背中合わせだ。 部会長デビューとなった10月22日の厚労部会。議題は中央省庁などによる障害者雇用の水増し問題で、小泉氏は会議終了後、「意図的ではないと言ったって、悪質なことに間違いない」と強調した。官邸主導が続くことには「強い自民党であることは政府にもプラス」と述べ、「進次郎節」を披露した。根本厚労相よりも目立った小泉厚労部会長 9月の自民党総裁選に伴う党人事で、二階俊博幹事長の意向聴取に小泉氏は「厚労部会長の...  自民党のプリンス、小泉進次郎衆院議員が自ら手を挙げ、党厚生労働部会長に就任した。入閣も取り沙汰されながら、敢えて地味なポストを選んだ理由を、周辺は「大人の対応を心得るようになった」と言う。歯に衣着せぬ発言で注目を浴びてきた小泉氏も、はや当選4回。頂点をめざし、そろりギアを切り替えたのか。ただ、「変節」にも映る言動は、輝きを失う危険と背中合わせだ。 部会長デビューとなった10月22日の厚労部会。議題は中央省庁などによる障害者雇用の水増し問題で、小泉氏は会議終了後、「意図的ではないと言ったって、悪質なことに間違いない」と強調した。官邸主導が続くことには「強い自民党であることは政府にもプラス」と述べ、「進次郎節」を披露した。根本厚労相よりも目立った小泉厚労部会長 9月の自民党総裁選に伴う党人事で、二階俊博幹事長の意向聴取に小泉氏は「厚労部会長のみ希

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