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オンザスクリュー

文科省でも「忖度組」を登用

組織の立て直し担う藤原新次官

2018年11月1日号

幹部の汚職事件などで揺れる文科省(辞任した戸谷前次官)  12省庁で唯一空席になっていた文部科学省のトップ人事が決まった。文科省幹部が絡む汚職事件を受けて、戸谷一夫・前事務次官(80年科技庁入省)が9月21日に辞任して以来、藤原誠・官房長(82年文部省)が兼務していた。その藤原氏が10月16日付で昇格した。 藤原氏は、官房長を務めて一旦は初等中等教育局長に就いていたが、18人が懲戒処分を受けた昨年初めの同省の天下り問題を受け、同7月の人事で極めて異例の2度目となる官房長に戻っていた。藤原氏は小泉純一郎政権時代に内閣参事官を務め、小泉首相の秘書官を務めた飯島勲氏に仕えたことから「飯島チルドレン」の1人といわれた。政権とも近いことから、82年入省組では早くから事務次官候補とみられていた。 今回の人事では、事務次官級の文部科学審議官に内閣審議官で東京オリンピッ... 幹部の汚職事件などで揺れる文科省(辞任した戸谷前次官)  12省庁で唯一空席になっていた文部科学省のトップ人事が決まった。文科省幹部が絡む汚職事件を受けて、戸谷一夫・前事務次官(80年科技庁入省)が9月21日に辞任して以来、藤原誠・官房長(82年文部省)が兼務していた。その藤原氏が10月16日付で昇格した。 藤原氏は、官房長を務めて一旦は初等中等教育局長に就いていたが、18人が懲戒処分を受けた昨年初めの同省の天下り問題を受け、同7月の人事で極めて異例の2度目となる官房長に戻っていた。藤原氏は小泉純一郎政権時代に内閣参事官を務め、小泉首相の秘書官を務めた飯島勲氏に仕えたことから「飯島チルドレン」の1人といわれた。政権とも近いことから、82年入省組では早くから事務次官候補とみられていた。 今回の人事では、事務次官級の文部科学審議官に内閣審議官で東京オリンピック

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