医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

学会の診療ガイドラインに「費用対効果評価」義務付けを

第73回

2018年11月1日号

「薬を飲む人が増えるのも問題だが、安い利尿薬やカルシウム拮抗薬で十分な患者が多いのに、相変わらず高いARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)を処方する医師が多い。糖尿病も安くて効果の確かなメトホルミンでいいのに、薬価の高いDPP4阻害薬がたくさん使われている。学会の人たちにコストベネフィットの発想がないことが問題だと思う」 10月1日号で、来年に改定が予定されている日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2019」(JSH2019)草案を取り上げた。報道によると、高血圧の基準値を140/90㎜Hgに維持する一方で、合併症のない75歳未満成人の降圧目標を130/80㎜Hg未満に強化する方針だという。それによって、現在でさえ70歳以上で半数以上が飲んでいる降圧薬の服用者が、さらに増えるのではないかと問題提起した(第71回「高血圧『降圧目標』強化 降圧薬服... 「薬を飲む人が増えるのも問題だが、安い利尿薬やカルシウム拮抗薬で十分な患者が多いのに、相変わらず高いARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)を処方する医師が多い。糖尿病も安くて効果の確かなメトホルミンでいいのに、薬価の高いDPP4阻害薬がたくさん使われている。学会の人たちにコストベネフィットの発想がないことが問題だと思う」 10月1日号で、来年に改定が予定されている日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2019」(JSH2019)草案を取り上げた。報道によると、高血圧の基準値を140/90㎜Hgに維持する一方で、合併症のない75歳未満成人の降圧目標を130/80㎜Hg未満に強化する方針だという。それによって、現在でさえ70歳以上で半数以上が飲んでいる降圧薬の服用者が、さらに増えるのではないかと問題提起した(第71回「高血圧『降圧目標』強化 降圧薬服用

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