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製薬労組は「昔も今も……」

2018年11月1日号

 10月10日、製薬業界の12の労働組合が、新しい産業別組織「医薬化粧品産業労働組合連合会」(薬粧連合)を立ち上げた。参加する労組は、第一三共、アステラス製薬、エーザイ、中外製薬、ツムラなどである。この産別労組は雇用の維持を労使交渉の中心に据え、労使一体で政策提言する狙いもある。 うち9労組は「UAゼンセン」加盟だが、脱退し独立する。薬粧連合の組合員は、計約2万7000人で、連合には加盟する。 UAゼンセンを脱退する理由は、製薬業界が他業種と雇用環境の違いが大きいうえ、グローバル化などで業種ごとの市場環境も異なってきており、統一交渉には馴染まない部分が出てきたからだ。薬価引き下げの影響で、MRなど営業職を中心にリストラが進んでおり、来年の春闘で雇用維持や賃金改善を要求として掲げなければならない。一方、UAゼンセンは、人手不足や非正規雇用の待遇...  10月10日、製薬業界の12の労働組合が、新しい産業別組織「医薬化粧品産業労働組合連合会」(薬粧連合)を立ち上げた。参加する労組は、第一三共、アステラス製薬、エーザイ、中外製薬、ツムラなどである。この産別労組は雇用の維持を労使交渉の中心に据え、労使一体で政策提言する狙いもある。 うち9労組は「UAゼンセン」加盟だが、脱退し独立する。薬粧連合の組合員は、計約2万7000人で、連合には加盟する。 UAゼンセンを脱退する理由は、製薬業界が他業種と雇用環境の違いが大きいうえ、グローバル化などで業種ごとの市場環境も異なってきており、統一交渉には馴染まない部分が出てきたからだ。薬価引き下げの影響で、MRなど営業職を中心にリストラが進んでおり、来年の春闘で雇用維持や賃金改善を要求として掲げなければならない。一方、UAゼンセンは、人手不足や非正規雇用の待遇改善

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