医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

「流通備蓄の倍増案」に卸は猛反発

ワクチン押し付け合いの構図

2018年11月15日号

「昭和56年(81年)生まれなので、まさにドンピシャの世代」 自民党の小泉進次郎厚生労働部会長は11月5日、風疹撲滅をめざす患者団体と党本部で面会した。団体代表らを前に、自身が風疹予防接種を受ける機会が不十分だった「30~50歳代の男性」に該当することを語った。小泉氏によると、抗体検査の結果は陽性で、結局ワクチン接種は必要なかったという。 なぜ小泉氏は、まずワクチンではなく抗体検査に行ったのか。大人が闇雲に接種してしまうと、子どもに本来必要な定期接種の分が足りなくなる可能性があるからだ。患者団体代表から要望書を受け取る小泉厚労部会長 化学合成の医薬品と異なり、製造に時間がかかるため状況に応じてタイムリーに増産できず、有効期限も短いワクチンは、常に供給量の不安がある。なかでも問題となっているのが、実際は足りていても「足りなくなりそう」と、卸に大量発... 「昭和56年(81年)生まれなので、まさにドンピシャの世代」 自民党の小泉進次郎厚生労働部会長は11月5日、風疹撲滅をめざす患者団体と党本部で面会した。団体代表らを前に、自身が風疹予防接種を受ける機会が不十分だった「30~50歳代の男性」に該当することを語った。小泉氏によると、抗体検査の結果は陽性で、結局ワクチン接種は必要なかったという。 なぜ小泉氏は、まずワクチンではなく抗体検査に行ったのか。大人が闇雲に接種してしまうと、子どもに本来必要な定期接種の分が足りなくなる可能性があるからだ。患者団体代表から要望書を受け取る小泉厚労部会長 化学合成の医薬品と異なり、製造に時間がかかるため状況に応じてタイムリーに増産できず、有効期限も短いワクチンは、常に供給量の不安がある。なかでも問題となっているのが、実際は足りていても「足りなくなりそう」と、卸に大量発注し

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence