医薬経済オンライン

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高知・中澤氏家「シェア50%」の防災責務

南海トラフ地震と向き合う

2018年11月15日号

 自然災害はいつどのようにやってくるかは予想できない。このため、企業がさまざまなリスクを想定した事業継続計画を策定することが常識となっている。今年はとくに、自然災害に向き合わざるを得ないと再認識するには十分過ぎるほどに、地震、豪雨、台風が次々と襲来した。発災直後、メディア報道などで災害医療がクローズアップされ、その一翼を担う医薬品卸もまた、備えを問われる時代となった。「シェア50%以上」 地場卸の中澤氏家薬業(高知県南国市)の県内における医療用医薬品市場シェアは、2位以下を大きく引き離し、突出している。他の都道府県を見渡しても、トップを走る卸のシェアはせいぜい40%程度。市場の50%以上を押さえている卸は、中澤氏家以外、存在しない。 その中澤氏家の卸業界での立ち位置を俯瞰すると、同社は95年、いわゆる「武田系」の中澤薬業(高知県)と氏家薬品(香...  自然災害はいつどのようにやってくるかは予想できない。このため、企業がさまざまなリスクを想定した事業継続計画を策定することが常識となっている。今年はとくに、自然災害に向き合わざるを得ないと再認識するには十分過ぎるほどに、地震、豪雨、台風が次々と襲来した。発災直後、メディア報道などで災害医療がクローズアップされ、その一翼を担う医薬品卸もまた、備えを問われる時代となった。「シェア50%以上」 地場卸の中澤氏家薬業(高知県南国市)の県内における医療用医薬品市場シェアは、2位以下を大きく引き離し、突出している。他の都道府県を見渡しても、トップを走る卸のシェアはせいぜい40%程度。市場の50%以上を押さえている卸は、中澤氏家以外、存在しない。 その中澤氏家の卸業界での立ち位置を俯瞰すると、同社は95年、いわゆる「武田系」の中澤薬業(高知県)と氏家薬品(香川県

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