医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

世界的に景気は変調の兆候

―厳しさ増すか中国経済―

2018年11月15日号

 18年第3四半期(7~9月期)の主要国の経済成長率の発表が続いているが、多くが成長減速を示している。一過性の要因によるものか、国内事情によるものか、米国のドナルド・トランプ大統領の政権運営の影響か、それぞれ事情は異なるものの、米国の影響が出てきていることは間違いない。景気は世界的に変調の気配を強める動きにある。 先頭を切って10月18日に発表した中国の成長率は前年同期比で実質6.5%増、4~6月期の6.7%増から0.2ポイント縮小し、2期連続の減速となった。09年1~3月期の6.4%増以来、9年半ぶりの低水準の成長だ。主因は政府が進める地方政府の債務削減によるインフラ建設低迷である。輸出額は人民元安の効果もあって2ケタ増を確保した。対米輸出も堅調だったが、これも追加関税前の駆け込み輸出があったためで、10月以降は反動減が予想されている。 11月5日に...  18年第3四半期(7~9月期)の主要国の経済成長率の発表が続いているが、多くが成長減速を示している。一過性の要因によるものか、国内事情によるものか、米国のドナルド・トランプ大統領の政権運営の影響か、それぞれ事情は異なるものの、米国の影響が出てきていることは間違いない。景気は世界的に変調の気配を強める動きにある。 先頭を切って10月18日に発表した中国の成長率は前年同期比で実質6.5%増、4~6月期の6.7%増から0.2ポイント縮小し、2期連続の減速となった。09年1~3月期の6.4%増以来、9年半ぶりの低水準の成長だ。主因は政府が進める地方政府の債務削減によるインフラ建設低迷である。輸出額は人民元安の効果もあって2ケタ増を確保した。対米輸出も堅調だったが、これも追加関税前の駆け込み輸出があったためで、10月以降は反動減が予想されている。 11月5日に上海

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