医薬経済オンライン

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製薬企業の経営診断

先進技術特化で成長期に

―JCRファーマ、収益は最高を更新中―

2018年11月15日号

 JCRファーマは時代を先取りした独自のバイオ技術、再生医療・遺伝子組換え技術をベースに希少疾病治療薬の開発に取り組んでいる異色の研究開発型企業である。バイオ領域では多数のベンチャー企業が生まれているが、75年創業だからバイオベンチャーの草創期に誕生した企業と言える。独自の分野で研究開発に注力する経営スタンスを一貫して続けてきた。苦難もあったが、現在は実りの時期を迎えている感が強い。 83年に尿由来の血栓溶解剤ウロキナーゼ製剤及び原液の製造承認を取得したのが最初の自社製品となるが、バイオ技術の成果が現れたのは93年の遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト注」の製造承認取得である。グロウジェクトは09年に成人成長ホルモン分泌不全症、12年に骨端線閉鎖を伴わないSGA性低身長症の適応追加承認を取得した。今年7月にはSHOX異常症を対象とした...  JCRファーマは時代を先取りした独自のバイオ技術、再生医療・遺伝子組換え技術をベースに希少疾病治療薬の開発に取り組んでいる異色の研究開発型企業である。バイオ領域では多数のベンチャー企業が生まれているが、75年創業だからバイオベンチャーの草創期に誕生した企業と言える。独自の分野で研究開発に注力する経営スタンスを一貫して続けてきた。苦難もあったが、現在は実りの時期を迎えている感が強い。 83年に尿由来の血栓溶解剤ウロキナーゼ製剤及び原液の製造承認を取得したのが最初の自社製品となるが、バイオ技術の成果が現れたのは93年の遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト注」の製造承認取得である。グロウジェクトは09年に成人成長ホルモン分泌不全症、12年に骨端線閉鎖を伴わないSGA性低身長症の適応追加承認を取得した。今年7月にはSHOX異常症を対象とした第Ⅲ

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