エンディングノート
宮子あずさ 著述家・看護師
第18回
2018年11月15日号
どんな死に方でも文句は言わない「孤独死」は使わないほうがいい 00年に父が亡くなり、12年に母が亡くなって、死がすごくリアルになったと思うんですね。次は自分が死ぬんだと思っている。 父が亡くなったあと、「親は冥土の壁」という言葉を教えてもらいました。誰の言葉かはわかりません。でも、本当にそのとおりです。親がいる間は冥土は遠いんですね。親が隠してくれているのでしょうか。看護師として700人くらい亡くなる患者さんと関わってきたことになるのですが、それで自分の死というものを身近に感じたかというとそうでもなくて、親がいなくなったことが一番効いている気がします。 そうは言っても、自分の死を考えるうえで多くの死をみてきたことは大きいわけです。その結果、どのように考えているかというと「なる様にしかならない」と思っています。死というのは、いろんなことを決め...
どんな死に方でも文句は言わない「孤独死」は使わないほうがいい 00年に父が亡くなり、12年に母が亡くなって、死がすごくリアルになったと思うんですね。次は自分が死ぬんだと思っている。 父が亡くなったあと、「親は冥土の壁」という言葉を教えてもらいました。誰の言葉かはわかりません。でも、本当にそのとおりです。親がいる間は冥土は遠いんですね。親が隠してくれているのでしょうか。看護師として700人くらい亡くなる患者さんと関わってきたことになるのですが、それで自分の死というものを身近に感じたかというとそうでもなくて、親がいなくなったことが一番効いている気がします。 そうは言っても、自分の死を考えるうえで多くの死をみてきたことは大きいわけです。その結果、どのように考えているかというと「なる様にしかならない」と思っています。死というのは、いろんなことを決めてお
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