「レジ袋有料義務化」実現への隔靴掻痒
総論賛成もハードルはいくつも待ち受ける
2018年11月15日号
レジ袋有料化で小売り業界はどう動くのか――。環境省は10月、中央環境審議会の専門委員会でレジ袋の有料化を含む使い捨てプラスチックの削減戦略の素案を発表した。なかでもレジ袋は多くがスーパー、コンビニ、ドラッグストアで配布されており、有料義務化による削減策は有効とみられている。環境省は20年以降の義務化をめざしている。 しかし、具体的な枠組みづくりはこれからである。「弾が飛んできた」小売り業界はレジ袋削減に理解を示すものの、率先して「当社はこう取り組む」とアナウンスしているところはまだない。果たして小売り業界、とくにコンビニ業界は有料義務化にいかに対応するのか。 プラスチックによる海洋汚染が深刻化し、ウミガメなどがプラスチックごみを飲み込みかねない懸念が問題となっており、マスコミにも大きく取り上げられている。 プラスチック循環利用協会の調べによ...
レジ袋有料化で小売り業界はどう動くのか――。環境省は10月、中央環境審議会の専門委員会でレジ袋の有料化を含む使い捨てプラスチックの削減戦略の素案を発表した。なかでもレジ袋は多くがスーパー、コンビニ、ドラッグストアで配布されており、有料義務化による削減策は有効とみられている。環境省は20年以降の義務化をめざしている。 しかし、具体的な枠組みづくりはこれからである。「弾が飛んできた」小売り業界はレジ袋削減に理解を示すものの、率先して「当社はこう取り組む」とアナウンスしているところはまだない。果たして小売り業界、とくにコンビニ業界は有料義務化にいかに対応するのか。 プラスチックによる海洋汚染が深刻化し、ウミガメなどがプラスチックごみを飲み込みかねない懸念が問題となっており、マスコミにも大きく取り上げられている。 プラスチック循環利用協会の調べによると
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