医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

眺望 医薬街道

とりあえず10月に1%ではダメなのか?

近藤正觀

2018年11月15日号

 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は19年10月の消費税増税に対応する薬価改定のあり方について議論をしているが、現状では先が見えない状態だ。また厚生労働省は19年度予算の社会保障予算の伸びは5000億円に抑える方針を示しているが、この3年間継続してきた延長線にすぎない。年末にかけ、増税や予算編成に何が飛び出すか予断を許さない状況だ。 8%から10%へ、消費税増税分(2%)は100%社会保障に充てると言ってきた安倍政権は政治家の常で厚顔無恥となり、ほかの予算配分にも使用すると変更した。19年参院選でも、引き上げと使途変更は政治・経済情勢の変化でやむを得ないと国民を納得させられるか、真価が問われることになる。 さて、10月31日の薬価専門部会では消費増税対応に委員からさまざまな意見が噴出しており、先が読めない。優れた頭脳をもつ官僚は着地点を見据えてい...  中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は19年10月の消費税増税に対応する薬価改定のあり方について議論をしているが、現状では先が見えない状態だ。また厚生労働省は19年度予算の社会保障予算の伸びは5000億円に抑える方針を示しているが、この3年間継続してきた延長線にすぎない。年末にかけ、増税や予算編成に何が飛び出すか予断を許さない状況だ。 8%から10%へ、消費税増税分(2%)は100%社会保障に充てると言ってきた安倍政権は政治家の常で厚顔無恥となり、ほかの予算配分にも使用すると変更した。19年参院選でも、引き上げと使途変更は政治・経済情勢の変化でやむを得ないと国民を納得させられるか、真価が問われることになる。 さて、10月31日の薬価専門部会では消費増税対応に委員からさまざまな意見が噴出しており、先が読めない。優れた頭脳をもつ官僚は着地点を見据えているは

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence