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第一三共「がん新薬」の胎動

低迷する米国事業の巻き返しなるか

㈱薬新 井高恭彦

2018年12月1日号

 第一三共のがん事業が間もなく研究開発段階から営業販売段階に移行する。 急性骨髄性白血病治療薬「キザルチニブ」が日米欧で承認申請済み、腱滑膜巨細胞腫治療薬「ペキシダルチニブ」が欧米で第Ⅲ相試験段階にあり、ともに19年度の承認、販売を見込んでいる。開発競争が激化する抗体薬物複合体(ADC)でも現在7つのプロジェクトが進行中。 うち「DS8201」、「U3–1402」、「DS1062」が臨床入りしている。 がん事業の本格化に向け、世界最大の医薬品市場、米国の営業体制を再編し、がん分野で経験豊富なマネジメントクラスの人材採用をすでに完了。現在、専門MRやMSL(メディカルサイエンスリエゾン)の採用を進めている。希少疾患対象にしたキザルチニブ、ペキシダルチニブで、営業販売の基礎体力を養い、複数のがん腫で開発が進むADCの新薬ラッシュに備える構えだ。...  第一三共のがん事業が間もなく研究開発段階から営業販売段階に移行する。 急性骨髄性白血病治療薬「キザルチニブ」が日米欧で承認申請済み、腱滑膜巨細胞腫治療薬「ペキシダルチニブ」が欧米で第Ⅲ相試験段階にあり、ともに19年度の承認、販売を見込んでいる。開発競争が激化する抗体薬物複合体(ADC)でも現在7つのプロジェクトが進行中。 うち「DS8201」、「U3–1402」、「DS1062」が臨床入りしている。 がん事業の本格化に向け、世界最大の医薬品市場、米国の営業体制を再編し、がん分野で経験豊富なマネジメントクラスの人材採用をすでに完了。現在、専門MRやMSL(メディカルサイエンスリエゾン)の採用を進めている。希少疾患対象にしたキザルチニブ、ペキシダルチニブで、営業販売の基礎体力を養い、複数のがん腫で開発が進むADCの新薬ラッシュに備える構えだ。 A

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