医師への製薬マネーは衆人監視時代
NPOが無料公開へ
ロハス・メディカル編集発行人 川口恭
2018年12月1日号
製薬企業の頼みを軽い気持ちで引き受けて小遣い稼ぎをしていた医師たちにとっては、それを患者やご近所に知られるとは、青天の霹靂かもしれない。 日本製薬工業協会加盟の新薬メーカー71社から16年度に医師へ渡った謝金類の調査を共同で行っていたワセダクロニクルと医療ガバナンス研究所が、作成したデータベースを12月中旬からウェブ上で無料公開し始める。 医師の氏名を入力すると、その医師が1年間に講演料や原稿執筆料、コンサルティング料などを、どの会社からいくら受け取ったか、すべてわかる仕組みだ。ワセダクロニクルによれば、同様のサイトはすでに米国とドイツでも運用されているという。 各社が、製薬協の透明性ガイドラインに基づいて13年度から自社サイト上で行っている情報公開のデータをまとめた。約10万人の医師に総額約266億円が渡っていたことや、厚生労働省の薬価算定組...
製薬企業の頼みを軽い気持ちで引き受けて小遣い稼ぎをしていた医師たちにとっては、それを患者やご近所に知られるとは、青天の霹靂かもしれない。 日本製薬工業協会加盟の新薬メーカー71社から16年度に医師へ渡った謝金類の調査を共同で行っていたワセダクロニクルと医療ガバナンス研究所が、作成したデータベースを12月中旬からウェブ上で無料公開し始める。 医師の氏名を入力すると、その医師が1年間に講演料や原稿執筆料、コンサルティング料などを、どの会社からいくら受け取ったか、すべてわかる仕組みだ。ワセダクロニクルによれば、同様のサイトはすでに米国とドイツでも運用されているという。 各社が、製薬協の透明性ガイドラインに基づいて13年度から自社サイト上で行っている情報公開のデータをまとめた。約10万人の医師に総額約266億円が渡っていたことや、厚生労働省の薬価算定組織委
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