医薬経済オンライン

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賛否両論

薬系3団体が賛成する不思議な事態

薬機法改正議論

2018年12月1日号

 10兆円産業をめざすドラッグストア業界は、拡大を支えるけん引役として調剤事業を掲げる。現在8000億円の調剤規模を4兆円にまで増大させる計画だ。「ところがどっこい調剤は、薬剤師会も保険薬局協会も強い。戦いだね。融合はない。ますます仲は悪くなる」。日本チェーンドラッグストア協会の幹部が呟く。 その医薬分業についての医薬品医療機器法改正案が、厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会で議論されている。分業に絡む法改正は4点。ざっくりまとめると、①薬剤師の職能発揮をめざし「服用期間を通じて」の状況把握や指導の法令化と、把握した内容の「記録」義務付け、②薬局機能をかかりつけ薬局と高度薬学管理薬局、以外の〝ただの調剤薬局〟の3類型に区分、③ガバナンス強化として、責任役員の設置など法令遵守の体制整備義務化、④オンライン服薬指導の例外規定︱︱などだ。 議論の過...  10兆円産業をめざすドラッグストア業界は、拡大を支えるけん引役として調剤事業を掲げる。現在8000億円の調剤規模を4兆円にまで増大させる計画だ。「ところがどっこい調剤は、薬剤師会も保険薬局協会も強い。戦いだね。融合はない。ますます仲は悪くなる」。日本チェーンドラッグストア協会の幹部が呟く。 その医薬分業についての医薬品医療機器法改正案が、厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会で議論されている。分業に絡む法改正は4点。ざっくりまとめると、①薬剤師の職能発揮をめざし「服用期間を通じて」の状況把握や指導の法令化と、把握した内容の「記録」義務付け、②薬局機能をかかりつけ薬局と高度薬学管理薬局、以外の〝ただの調剤薬局〟の3類型に区分、③ガバナンス強化として、責任役員の設置など法令遵守の体制整備義務化、④オンライン服薬指導の例外規定︱︱などだ。 議論の過程で

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