医薬経済オンライン

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「健常人データ」で研究開発する理研

「健康関数」を完成させ、一大産業へ

2018年12月15日号

 今日の昼食を、牛丼にするか天丼にするかどちらかで悩んだとき、「あなたが将来罹りやすい病気を考えると、牛丼のほうがいいですよ」と教えてくれるツールがあったら便利ではないだろうか。実はこんなツールを国立研究開発法人理化学研究所が大真面目に製作しており、来年度末の完成をめざしているという。その名も「仮想自身」。自分自身の現在の健康度合いを客観的な相関図で示すことで、現在の健康状態を改善したり、罹る可能性のある病気を予測、食事や運動、お風呂、睡眠、余暇の過ごし方など、個人に合ったライフスタイルを提案してくれる健康アドバイザーのようなデジタルツールだ。 仮想自身の研究開発は、すでに一定の結果を出している。大きな病気のない10~70歳代、692人を計測して得られた240項目のデータを解析し、それぞれの健康度合いを示すことで、どのような病気に罹る可能性...  今日の昼食を、牛丼にするか天丼にするかどちらかで悩んだとき、「あなたが将来罹りやすい病気を考えると、牛丼のほうがいいですよ」と教えてくれるツールがあったら便利ではないだろうか。実はこんなツールを国立研究開発法人理化学研究所が大真面目に製作しており、来年度末の完成をめざしているという。その名も「仮想自身」。自分自身の現在の健康度合いを客観的な相関図で示すことで、現在の健康状態を改善したり、罹る可能性のある病気を予測、食事や運動、お風呂、睡眠、余暇の過ごし方など、個人に合ったライフスタイルを提案してくれる健康アドバイザーのようなデジタルツールだ。 仮想自身の研究開発は、すでに一定の結果を出している。大きな病気のない10~70歳代、692人を計測して得られた240項目のデータを解析し、それぞれの健康度合いを示すことで、どのような病気に罹る可能性があ

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