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眺望 医薬街道

医師は「スーパーマン」ではない

近藤正觀

2018年12月15日号

 勤務医は現在も過酷な労働環境下にある。週の労働時間が50時間未満の医師は36%に過ぎず、64%の医師は50時間以上働いている。さらに70時間以上90時間未満が18%、90時間以上が4.5%となっている。12月5日の「医師の働き方改革に関する検討会」で厚生労働省が明らかにしたものだ。 週90時間労働ということは、勤務6日で1日15時間という計算だ。1日8時間とはかけ離れ、これでは精神的疲弊を引き起こしてしまう。男女別では、週90時間以上は男性が83.4%、女性が15%。男性が圧倒的に多い。年代別では週90~100時間以上は、20~40歳代の医師が80%以上を占め、ここに負担が集中している。 さらに地域医療の現場医師は約4割が年間960時間を超えている。年間1920時間を超える医師も約10%いる。さらに年間2880時間勤務する医師が、1%ではあるが存在するという衝撃的なデータも...  勤務医は現在も過酷な労働環境下にある。週の労働時間が50時間未満の医師は36%に過ぎず、64%の医師は50時間以上働いている。さらに70時間以上90時間未満が18%、90時間以上が4.5%となっている。12月5日の「医師の働き方改革に関する検討会」で厚生労働省が明らかにしたものだ。 週90時間労働ということは、勤務6日で1日15時間という計算だ。1日8時間とはかけ離れ、これでは精神的疲弊を引き起こしてしまう。男女別では、週90時間以上は男性が83.4%、女性が15%。男性が圧倒的に多い。年代別では週90~100時間以上は、20~40歳代の医師が80%以上を占め、ここに負担が集中している。 さらに地域医療の現場医師は約4割が年間960時間を超えている。年間1920時間を超える医師も約10%いる。さらに年間2880時間勤務する医師が、1%ではあるが存在するという衝撃的なデータもある

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