医薬経済オンライン

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「好決算」はあとわずかの後発品企業

再編で消滅するのはどこか

2018年12月15日号

 後発品を販売する企業9社の18年度第2四半期累計業績(表1)は前年同期比で5.6%増の2897億円となった。一見すると好調だが、実際には降圧剤「テルミサルタン」「オルメサルタン」のオーソライズド・ジェネリック(AG)がある第一三共エスファ、抗ぜんそく薬「キプレス」のAGを持つキョーリン製薬ホールディング、ようやく医薬品卸ルートを確保した東和薬品を除けば、決して芳しい状況とは言えない。薬価改定が各社の収益に悪影響を与えたことは間違いない。貢献した海外事業 ではこの先は明るいのかと言えば、17年に後発品が登場した大型降圧剤以降、数年間はこれといった製品は見当たらず、新規後発品の上市効果は限定的となる。大手専業でも、東和薬品は販路拡大によるプラス効果もいずれは消えていくだろう。そのような状況で、沢井製薬と日医工は海外事業を展開することで、「脱国内...  後発品を販売する企業9社の18年度第2四半期累計業績(表1)は前年同期比で5.6%増の2897億円となった。一見すると好調だが、実際には降圧剤「テルミサルタン」「オルメサルタン」のオーソライズド・ジェネリック(AG)がある第一三共エスファ、抗ぜんそく薬「キプレス」のAGを持つキョーリン製薬ホールディング、ようやく医薬品卸ルートを確保した東和薬品を除けば、決して芳しい状況とは言えない。薬価改定が各社の収益に悪影響を与えたことは間違いない。貢献した海外事業 ではこの先は明るいのかと言えば、17年に後発品が登場した大型降圧剤以降、数年間はこれといった製品は見当たらず、新規後発品の上市効果は限定的となる。大手専業でも、東和薬品は販路拡大によるプラス効果もいずれは消えていくだろう。そのような状況で、沢井製薬と日医工は海外事業を展開することで、「脱国内」

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