医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

特集 武田薬品

「コスト削減」断行した2人の共通点

高額報酬の日産ゴーン氏と武田ウェバー社長の透明性

2019年1月1日号

 フランス国籍、外国人経営者、高額な役員報酬、グローバル本社の建築――。日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏と武田薬品のクリストフ・ウェバー社長の「共通点」だ。武田によるアイルランド・シャイアーの買収が決まる前、反対派が指摘していたのだ。 18年は前代未聞のニュースが飛び込んだ年だ。11月、ゴーン氏が突然、逮捕された。容疑は役員報酬の虚偽記載による金融商品取引法違反。日本を代表する自動車メーカートップの不祥事は、世界的波紋を呼んだ。 こちらも世間が驚いた。3月に武田がアイルランド・シャイアーの買収を検討していると発表。ウェバー社長が決断した日本企業過去最高の約6兆8000億円を投じる買収は、12月に正式決定した。売上高で世界トップ10入りする巨大製薬企業の誕生である。 さて、買収反対派が指摘したように2人には似ているところがある。ゴーン氏は日産に...  フランス国籍、外国人経営者、高額な役員報酬、グローバル本社の建築――。日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏と武田薬品のクリストフ・ウェバー社長の「共通点」だ。武田によるアイルランド・シャイアーの買収が決まる前、反対派が指摘していたのだ。 18年は前代未聞のニュースが飛び込んだ年だ。11月、ゴーン氏が突然、逮捕された。容疑は役員報酬の虚偽記載による金融商品取引法違反。日本を代表する自動車メーカートップの不祥事は、世界的波紋を呼んだ。 こちらも世間が驚いた。3月に武田がアイルランド・シャイアーの買収を検討していると発表。ウェバー社長が決断した日本企業過去最高の約6兆8000億円を投じる買収は、12月に正式決定した。売上高で世界トップ10入りする巨大製薬企業の誕生である。 さて、買収反対派が指摘したように2人には似ているところがある。ゴーン氏は日産にとっ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence