医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

日本の「タケダ」が海外企業「シャケダー」になる日

第77回

鳥集徹

2019年1月1日号

「鮭田薬品」 武田薬品がシャイアーを買収したら、こう名前が変わるとネットで揶揄されている。本誌の槇ヶ垰記者が見つけたシャケネタのことを、市川副編集長のメールで初めて知った。面白いことを考える人がいるものだ。 12月5日、武田の臨時株主総会で、とうとうシャイアーの買収が承認された。投資額は約6兆7000億円!南米コスタリカのGDPに匹敵する額だ。よくもまぁ、これほどの巨額を動かす決断ができたものだと思う。筆者が武田の社長だったら、買収のサインをする手の震えと冷や汗が止まらないだろう。 多くの識者やメディアも指摘しているが、本当にこの買収は成功するのだろうか。新薬でヒットを出せるかどうかで経営が左右される製薬業界はギャンブル的要素が強い。クリストフ・ウェバー社長の思惑どおりシナジー(相乗効果)を発揮できればいいが、もし研究開発の成果が出せなか... 「鮭田薬品」 武田薬品がシャイアーを買収したら、こう名前が変わるとネットで揶揄されている。本誌の槇ヶ垰記者が見つけたシャケネタのことを、市川副編集長のメールで初めて知った。面白いことを考える人がいるものだ。 12月5日、武田の臨時株主総会で、とうとうシャイアーの買収が承認された。投資額は約6兆7000億円!南米コスタリカのGDPに匹敵する額だ。よくもまぁ、これほどの巨額を動かす決断ができたものだと思う。筆者が武田の社長だったら、買収のサインをする手の震えと冷や汗が止まらないだろう。 多くの識者やメディアも指摘しているが、本当にこの買収は成功するのだろうか。新薬でヒットを出せるかどうかで経営が左右される製薬業界はギャンブル的要素が強い。クリストフ・ウェバー社長の思惑どおりシナジー(相乗効果)を発揮できればいいが、もし研究開発の成果が出せなかった

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