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賛否両論

PPIスイッチ見送りも影響!?

武田薬品のOTC薬事業

2019年1月1日号

 6兆8000億円という巨額のM&Aに踏み切った武田薬品。ただし、約3兆円を〝借金〟で賄い、非中核事業1兆円分の売却を検討しているという。そして、取り沙汰されるのが、利益率の低いOTC薬事業のリリースだ。すでに本欄(18年6月1日号)でも指摘したように「武田側の売値は5000億~6000億円」といった関係筋の見立てもある。 しかし、5000億円超の買い物ができる製薬企業は限られる。内資では、OTC薬トップの大正製薬と4位の第一三共くらいだろう。大正にとって自社ラインアップに不足する「アリナミン」はどうしても欲しいブランドだ。が、買収価格と釣り合わない。事情通は推測する。「仮に、第一三共が武田買収に動いた場合には、大正は乗り出す」と。つまり、状況次第。 小社推計の17年度の国内OTC薬関連売上高は、トップの大正が1519億円。第一三共ヘルスケ...  6兆8000億円という巨額のM&Aに踏み切った武田薬品。ただし、約3兆円を〝借金〟で賄い、非中核事業1兆円分の売却を検討しているという。そして、取り沙汰されるのが、利益率の低いOTC薬事業のリリースだ。すでに本欄(18年6月1日号)でも指摘したように「武田側の売値は5000億~6000億円」といった関係筋の見立てもある。 しかし、5000億円超の買い物ができる製薬企業は限られる。内資では、OTC薬トップの大正製薬と4位の第一三共くらいだろう。大正にとって自社ラインアップに不足する「アリナミン」はどうしても欲しいブランドだ。が、買収価格と釣り合わない。事情通は推測する。「仮に、第一三共が武田買収に動いた場合には、大正は乗り出す」と。つまり、状況次第。 小社推計の17年度の国内OTC薬関連売上高は、トップの大正が1519億円。第一三共ヘルスケア(

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