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社団と任意団体「使い分けの怪」

乳がん臨床試験団体へ中外から迂回資金

ロハス・メディカル編集発行人 川口恭

2019年1月1日号

 製薬会社から何億円もの寄付を集めていたNPO「先端医療研究支援機構」(ACRO、高上洋一理事長)の資金情報が流出していることを18年10月15日号と11月15日号で報じた。その「内部文書」では、クリエイトXという乳がんの医師主導臨床試験を実施したJBCRGの理事が個人的にACROから1000万円を受け取ったことになっていると、すでに書いた。 11月中旬、高上理事長を職場に訪ねて「内部文書」を見せたところ、「だから、あんな臨床試験に関与するのはやめろと言ったんだ。それをRE(経理を担当していた会社)が勝手に」と口走った。クリエイトX試験は、ACROでも問題になっていたらしい。「内部文書」によれば、金を個人的に受け取ったのは黒井克昌・東京都保健医療公社荏原病院院長だ。現在の身分は都職員のようだが、資金を受け取ったことになっている07年6月時点でも都立駒込...  製薬会社から何億円もの寄付を集めていたNPO「先端医療研究支援機構」(ACRO、高上洋一理事長)の資金情報が流出していることを18年10月15日号と11月15日号で報じた。その「内部文書」では、クリエイトXという乳がんの医師主導臨床試験を実施したJBCRGの理事が個人的にACROから1000万円を受け取ったことになっていると、すでに書いた。 11月中旬、高上理事長を職場に訪ねて「内部文書」を見せたところ、「だから、あんな臨床試験に関与するのはやめろと言ったんだ。それをRE(経理を担当していた会社)が勝手に」と口走った。クリエイトX試験は、ACROでも問題になっていたらしい。「内部文書」によれば、金を個人的に受け取ったのは黒井克昌・東京都保健医療公社荏原病院院長だ。現在の身分は都職員のようだが、資金を受け取ったことになっている07年6月時点でも都立駒込病

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