医薬経済オンライン

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製薬企業の経営診断

バイオ事業特化で高成長

―タカラバイオ、グループ成長をけん引―

2019年1月1日号

 タカラバイオは宝酒造が02年に宝ホールディングスに移行したのに伴い、バイオ関連事業を分社化して発足した企業だ。宝酒造のバイオ事業のスタートは79年、国産初の遺伝子工学研究用試薬「制限酵素」の発売だった。その後の23年間にわたるバイオ研究成果を基盤に、バイオ専業企業として16年の社歴を刻んでいる。この間、着実な成長を遂げ、バイオ特化企業として内外に存在感を高めている。 これは07年度と17年度を比較した過去10年間の成長に明らかだ。07年度は売上高が202億7800万円、営業利益は5億6000万円だった。17年度は売上高が323億1200万円、営業利益は35億5500万円、10年間で売上高は59.3%増、営業利益は実に6.35倍になった。17年度の営業利益率は16%、07年度の2.8%あ軌道に乗ったことを示している。 これは宝HDの成長にも大きく貢献した。グループの07年度...  タカラバイオは宝酒造が02年に宝ホールディングスに移行したのに伴い、バイオ関連事業を分社化して発足した企業だ。宝酒造のバイオ事業のスタートは79年、国産初の遺伝子工学研究用試薬「制限酵素」の発売だった。その後の23年間にわたるバイオ研究成果を基盤に、バイオ専業企業として16年の社歴を刻んでいる。この間、着実な成長を遂げ、バイオ特化企業として内外に存在感を高めている。 これは07年度と17年度を比較した過去10年間の成長に明らかだ。07年度は売上高が202億7800万円、営業利益は5億6000万円だった。17年度は売上高が323億1200万円、営業利益は35億5500万円、10年間で売上高は59.3%増、営業利益は実に6.35倍になった。17年度の営業利益率は16%、07年度の2.8%あ軌道に乗ったことを示している。 これは宝HDの成長にも大きく貢献した。グループの07年度売

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