医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

遺伝子治療薬「競争」で日本勢の巻き返しは

動きが目立つのはファイザーとノバルティス

2019年1月1日号

 日本の製薬企業は、抗体医薬に続き、遺伝子治療でも欧米に引き離されている。 欧米では表1に示すように15年より毎年数品目の遺伝子治療薬が承認されている。また、表2の世界の遺伝子治療の臨床試験承認数を見ると、トップの米国が1643件であるのに対し、日本は66件で8位となっている。もちろん、これらの件数は、同一の遺伝子治療薬による複数の臨床試験もあるし、当然発売まで漕ぎ着けるものも限られるだろう。それでも、これら臨床試験中の遺伝子治療薬のいくつかが市場に登場する。22年以降は、欧米発の遺伝子治療薬が市場を席巻しそうである。 一方、日本市場における遺伝子治療薬としては、19年早々にも、アンジェスのHGF遺伝子治療薬「ベペルミノゲン・ペルプラスミド」(適応は重症虚血肢)が再生医療製品として発売が見込まれる。さらに、欧米ですでに承認されたノバルティスのC...  日本の製薬企業は、抗体医薬に続き、遺伝子治療でも欧米に引き離されている。 欧米では表1に示すように15年より毎年数品目の遺伝子治療薬が承認されている。また、表2の世界の遺伝子治療の臨床試験承認数を見ると、トップの米国が1643件であるのに対し、日本は66件で8位となっている。もちろん、これらの件数は、同一の遺伝子治療薬による複数の臨床試験もあるし、当然発売まで漕ぎ着けるものも限られるだろう。それでも、これら臨床試験中の遺伝子治療薬のいくつかが市場に登場する。22年以降は、欧米発の遺伝子治療薬が市場を席巻しそうである。 一方、日本市場における遺伝子治療薬としては、19年早々にも、アンジェスのHGF遺伝子治療薬「ベペルミノゲン・ペルプラスミド」(適応は重症虚血肢)が再生医療製品として発売が見込まれる。さらに、欧米ですでに承認されたノバルティスのCAR

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence