医薬経済オンライン

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罪深き駅伝選手への「鉄剤注射」

選手生命絶たれる危険も、加担する開業医

2019年1月1日号

 18年のスポーツ界はパワハラ騒動に明け暮れたが、騒ぎの掉尾を飾ったのは「鉄剤注射」問題だ。高校駅伝の強豪校では監督の指示で選手に鉄剤注射をさせる行為が蔓延しているというのである。 何でもマラソンや駅伝のような長距離走の世界では、持久力が高まる、と鉄剤を静脈注射させているそうだ。なかには毎週、鉄剤注射をさせていた強豪校もあるらしい。しかも、鉄剤注射は高校だけではない。中学校にも広がっているというのである。「鉄剤注射」問題が報道されるや、スポーツ庁も「事実上のドーピング行為だ」と批判。日本陸上競技連盟は実業団、大学、高校、中学などの陸上競技団体を集め、「鉄剤注射の原則禁止」を通達する事態に発展している。 18年10月福岡県で全日本実業団対抗女子駅伝の予選会が行われた際、中継地点目前で倒れ、這ってタスキを渡すというアクシデントが発生。中継していた...  18年のスポーツ界はパワハラ騒動に明け暮れたが、騒ぎの掉尾を飾ったのは「鉄剤注射」問題だ。高校駅伝の強豪校では監督の指示で選手に鉄剤注射をさせる行為が蔓延しているというのである。 何でもマラソンや駅伝のような長距離走の世界では、持久力が高まる、と鉄剤を静脈注射させているそうだ。なかには毎週、鉄剤注射をさせていた強豪校もあるらしい。しかも、鉄剤注射は高校だけではない。中学校にも広がっているというのである。「鉄剤注射」問題が報道されるや、スポーツ庁も「事実上のドーピング行為だ」と批判。日本陸上競技連盟は実業団、大学、高校、中学などの陸上競技団体を集め、「鉄剤注射の原則禁止」を通達する事態に発展している。 18年10月福岡県で全日本実業団対抗女子駅伝の予選会が行われた際、中継地点目前で倒れ、這ってタスキを渡すというアクシデントが発生。中継していたテレ

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