医薬経済オンライン

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MR活動実態調査Report

「診療科別」DTLの現状

第146回 新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析

株式会社A・M・C代表取締役社長 薬剤師 三上彰貴子

2019年1月1日号

 最近著者の周囲の医師から、「病院によっては訪問規制もあるが、訪問しているMRが固定化してしまい自分が調べる以外の情報が入りにくくなった」との意見が出ている。MR自身も宣伝している薬が他科で使われないだろうと、製品のターゲットである科以外にはあまり行かない人が増えていると感じる。ターゲットではない科でも、合併症などでその薬を処方する機会は少なくない。専門や診療科だけで判断せずに面談していくことで、MR自身の知識やスキルの幅が広がるのではと改めて感じた。 そこで、今回は診療科に注目して直近1年のMRディテール(DTL)の状況を見た。用いたデータは17年10月から18年9月の1年間で半年ごとに前期と後期に分けて比較した。MR–DTL回数のデータをHP(100床以上)とGP(99床以下)の合算で算出している。また、診療科はSmaxデータでは約30科に分け...  最近著者の周囲の医師から、「病院によっては訪問規制もあるが、訪問しているMRが固定化してしまい自分が調べる以外の情報が入りにくくなった」との意見が出ている。MR自身も宣伝している薬が他科で使われないだろうと、製品のターゲットである科以外にはあまり行かない人が増えていると感じる。ターゲットではない科でも、合併症などでその薬を処方する機会は少なくない。専門や診療科だけで判断せずに面談していくことで、MR自身の知識やスキルの幅が広がるのではと改めて感じた。 そこで、今回は診療科に注目して直近1年のMRディテール(DTL)の状況を見た。用いたデータは17年10月から18年9月の1年間で半年ごとに前期と後期に分けて比較した。MR–DTL回数のデータをHP(100床以上)とGP(99床以下)の合算で算出している。また、診療科はSmaxデータでは約30科に分けて

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